病気

変形性膝関節症の治療でベストな方法は?保存療法と手術療法?

変形性膝関節症の治療でベストな方法は?保存療法と手術療法?

変形性膝関節症の治療方法には保存療法と手術療法の2つの選択があります。
これは医師の判断と患者の選択で決まります。

でも患者は病気に関する知識がありませんから、医師の言うことに従うことがほとんどではないでしょうか?

そこで患者がベストな選択ができるように治療に関する判断基準を示したいと思います。

 

変形性膝関節症の疑いがあると思ったら整形外科にいきます。
そこでまずレントゲンを撮り、膝関節の状態を確認します。
病院によってはより詳しい判断ができるMRIを行う病院もあります。

その画像を見ながら患者に問診をし、適切な判断をします。
そしてまずは保存療法から始めるのが一般的です。

保存療法には運動療法や薬物療法がありその療法を2カ月から6カ月ほどおこない回復の状態をみます。
そして改善しないようであればそこで初めて手術療法を検討します。

1.進行度による判断

変形性膝関節症の進行度合いの基準は4段階に分かれます。
これはレントゲン画像によって判断するもので1から4のグレードのうちどの段階かによって
手術の検討をおこないます。

手術の検討をするのは通常はグレード3以上とされています。
グレード3とは、変形性膝関節症の進行期にあたります。

レントゲン画像で見ると膝関節の隙間がさらに狭くなっていたり、骨棘(こつきょく)という軟骨が肥大増殖し、
次第に硬くなって骨化して「とげ」のようになった状態が確認される場合や骨硬化(こつこうか)と言って、
骨同士がぶつかり合い硬くなった状態(レントゲン画像では白く映る)の場合に変形性膝関節症と診断されます。

さらに詳しい診断をするには、MRI検査をおこない、軟骨や半月板、骨肉の状態までを調べます。

2.変形性膝関節症の治療法

変形性膝関節症の治療法には、保存療法と手術療法があると言いましたが、
痛みの状態や進行度そしてその人の生活スタイルなどを考慮して判断されます。

A.保存療法

薬物療法、物理療法、装具療法、運動療法の4つの療法があります。

薬物療法・・・鎮痛剤や漢方などの服用やヒアルロン酸やステロイドなどの注射
物理療法・・・電気治療器などで刺激を与えて痛みの緩和をはかる
装具療法・・・サポーターやブレースなどをひざに装着し、膝の負担を軽減させる
運動療法・・・筋トレやストレッチなどで筋力をつけ、膝への負荷を軽減させるリハビリ療法

いづれの保存療法にもメリットとデメリットがあります。
患者の状態に合わせてそれぞれ試しながらベストな選択をします。

B.手術療法

保存療法を継続してもなかなか症状の改善が見られない場合にはじめて手術療法を検討します。
だから、いきなり手術をしましょうとはならないのです。

もし初めから手術を勧められる場合はセカンドオピニオンを検討しましょう。

手術療法には関節鏡視下手術、骨切り手術、人口関節置換術の3つがあります。

・関節鏡視下手術・・・内視鏡で関節内を見ながら傷んだ組織を取り除く手術でまだ症状が軽微な段階で行われる

・骨切り術・・・膝の周囲の骨に切り込みを入れて、骨の向き合う角度を調整する

・人口関節置換術・・・損傷した間接面を切除し、人口の膝関節に置き換える手術で多くの病院でも主流となっている

 

まとめ

保存療法を続けても、変形性膝関節症の痛みが改善しない場合に手術療法をおこなうのですが、
手術にはリスクが伴うことを忘れてはいけません。

特に患者は藁をもすがる思いですから、
痛みが取れるなら手術をしても自分は大丈夫だろうと考えがちです。

しかし、人口関節置換術の手術は高度な技術が要求され、
多くの経験をもつドクターのスキルを求められます。

また、手術後のリハビリが大変重要であり、患者には大きな苦痛と忍耐を求められます。

この厳しいリハビリを乗り越えなければ、回復への道は厳しいものになります。

手術を決意するにあたってはリスクと向き合い、慎重に判断をすることが大事です。

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